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【眠気のメカニズム】ヒトが眠くなるカギは深部体温を下げることだ

ヒトが眠くなるのと体温って関係があるのかな?

ヒトは体温が下がると眠くなるって聞くけど、何でだろう?

 

この記事で、あなたのこんな疑問を解消できます。

 

ヒトの体温と眠気が関係しているなんて、普通の人は考えもしません。僕もそうでした。睡眠の研究をする前までは気にも留めていませんでした。

 

当たり前のことですよね。普通は気づきません。

 

しかし、体温と眠気の関係に興味を持ってくださった賢いあなたには、より詳しい知識を蓄えていただきたいです。

知っておくだけでものすごくためになる話です。

この記事の内容を知っておくだけで、眠気を引き起こす方法、眠気を防止する方法を自分で考え出すことができるようになりますよ^^

 

ヒトの体温には2種類ある

 

深部体温と皮膚温度

 

ヒトの体温には、

深部体温と皮膚温度の2種類があるのです。

 

深部体温というのは体の内部の体温で1日中ほぼ一定に保たれています。変化の大きさはだいたい0.7℃ほど。

 

皮膚温度はその名の通り、体の表面の温度です。深部体温よりは変化しやすい性質があります。

手足が暖かくなったり冷たくなったりすることからもわかりやすいですね。

ヒトの体温調節

 

「なぜ体温には2種類あるの?」と思われる方は多いかもしれません。

日中は、2つの体温があることにより体温が調節されるのです。

 

ヒトの深部体温は恒常性維持機能(ホメオスタシス)によって一定に保たれています。

しかし、日中には多少の変化があるわけです。変化の原因となっているのが皮膚温度です。

 

深部体温・・・常にほぼ一定

皮膚温度・・・(深部)体温調節のために変化する

という役割なわけです。

 

では、具体的にはどのように体温をコントロールしているのでしょうか。

 

ヒトの体温のコントロール方法

ヒトは、

・筋肉や内臓から熱を生み出す

・皮膚(主に手足)から熱を放出する

のです。

 

従って、

体温を上げたい時には、筋肉から熱を生み出し熱を発散しない状態を作る

体温を体温を下げたい時には、皮膚からの熱放散を促す

という方法で体温をコントロールしています。

 

体温を上げたい場面の例

 

体温を上げたい場面の例としては、プールにいて寒い時を考えていただけるとわかりやすいです。身体が濡れている状態で風に当たると、もちろん体温は奪われます。

その時には身体は震えていて、皮膚は冷たくなっていると思います。

これは、

筋肉を振動させることで熱を生み出し、熱は逃さないよう皮膚の温度は下げているのです。

 

寒いなぁと感じるときに、ぜひ一度確かめてみてください。

 

体温を下げたい場面の例

 

体温を上げたい時の例としては、身体を動かして汗をかいて時が挙げられます。

ヒトが体温を下げるために出しているものは何ですか?

汗ですよね。

この汗は、皮膚温度を下げるために出るものです。皮膚体温を下げることで、間接的に深部体温を下げようとしています。

 

普段は気にしていなかったと思いますが、

ヒトは深部体温と皮膚温度の2種類をうまくコントロールすることで、体温の調節をしているわけです。

 

では、この2種類の体温がどう眠気に繋がってくるのでしょうか。

 

深部体温と皮膚温度が近いほど眠くなる

 

入眠前の深部体温と皮膚体温

 

夜に眠くなるときは、深部体温と皮膚温度が最も近くなっています

 

夜眠くなる時には、

深部体温と皮膚温度の差が最も小さくなります。

日中は、深部体温と皮膚温度の差は2℃以上あるのですが、夜の入眠前には2℃以下に縮まるのです。

 

あなたは、夜寝る前に手足が暖かくなる経験をしたことはないですか?

実際に確認すると、22時〜23時あたりで暖かくなっています。

 

この現象の有名な例をご紹介しますね。

深部体温と皮膚温度の身近な例

 

入眠前に深部体温と皮膚温度が近くなる例として一般的に、赤ちゃんや幼い子どもが挙げられます。

赤ちゃんや子供は特になのですが、眠くなると、手足が暖かくなります。

お子さんがいらっしゃればわかると思うのですが、手足が暖かくなってくると「眠たくなってきたのだな」と判断できるわけです。

 

赤ちゃんや子どもの例を挙げましたが、大人も同じです。眠くなる時間帯に手足の温度を確認すると、暖かくなっていることがわかります。(タバコを吸っている方は血管が収縮するため、冷たくなっているかもしれません。)

眠くなると手足が暖かくなる理由

 

ヒトは眠る前に体温を深部体温を下げようとします。その際には、手足の温度を上げ熱を放出しようとします。

 

その理由としては、

・表面積が広い

・毛細血管が多い

があげられます。

 

ヒトの深部体温を下げるためには、手足から放熱するのが最も効率が良いのです。

 

なぜ深部体温を下げて眠くするのか

 

ヒトが睡眠をとる大きな理由はエネルギーセーブをするためです。

 

活動に不利な時間には、エネルギーセーブをすることが生き長らえるコツだということを本能的に理解しています。そこで、脳は眠気を発生させるわけです。覚醒しているだけで多くのエネルギーが消費されてしまいますからね。

従って、

深部体温を下げる理由もエネルギーセーブをすることなのです。

体温が低ければ低いほど、熱によるエネルギー消費は抑えられますからね。

 

ヒトはエネルギーセーブをするために命がけの行為である睡眠をとるわけです。

(体温を下げることは非常に危険な行為ですからね。)

 

睡眠中の体温低下がリスキーだということはこちらで詳しく説明しています。

【要注意】体温低下?脱水症状?睡眠中の2つのリスクとその予防対策 「睡眠中にリスクなんてあるの?」 「えっ、、体温って下がるの??いつも起きるときは汗をかいているんだけど・・・」 「...

 

 

今までの説明から察することができるかもしれませんが、「深部体温をが下がること=眠りの準備」というわけです。

 

この深部体温をスムーズに下げてやればうまく入眠できるのです。

また、深部体温を下げないようにしてやれば眠気を予防することもできてしまいます。

 

また、深部体温を下げないことで眠気を防ぐ実例をこちらで紹介しています。

【こんなのあり?】映画館で眠くなるのを防止する7つの超簡単な対策 あなたのこのような悩みを解決します。 僕もあなたと同じように、毎回映画館で眠くなる習慣がついてしまっていました。 ...

 

メカニズムを理解しているだけで、思いもよらない方法で眠気防止の工夫ができるかもしれませんね。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

この記事では、

・ヒトの体温には深部体温と皮膚温度の2種類がある

・深部体温と皮膚温度が近くなると眠くなる

・深部体温を下げる理由はエネルギーセーブをするため

だということを説明しました。

 

実践的な内容としては、

「手足から熱を逃がして眠りの準備をする」ということが理解できれば、

・手足から熱を逃がさず、眠気を防止する

・手足からの放熱をスムーズにし、眠気を誘う

というテクニックが使えるようになるのです。

 

知っておくだけでものすごくお得ですね。

ぜひこの知識を自分吸収し、日常生活に応用してください。