ショートスリーパー

【本当に?】ショートスリーパーの遺伝子が必要ない4つの理由

「ショートスリーパーになりたいけれども、本当に遺伝子が必要なのか?」

「後天的にショートスリーパーになれないのかな?」

あなたはこのような疑問を抱いてはいませんか。

 

結論から言いますと、

持っている遺伝子に関係なくショートスリーパーになれます。

「何を根拠にそんなこと言っているんだ!」

と、あなたは思うでしょうね。

あなたもこの記事を読めば、

「もしかしたら自分もショートスリーパーになれるかもしれない!」

そう思うようになっています。

今回は”ショートスリーパーになるには遺伝子が本当に必要なのか”について、お話ししていきます。

先天的なショートスリーパーは遺伝子を持つが必ずしも必要ない

先天的なショートスリーパーは遺伝子の変異があるという研究報告があります。

今までに報告されている2つの研究例をご紹介します。

2009年 西野精治氏 hDEC2-P385R (DEC2)の変異

西野精治氏はアメリカで、何十年も6時間未満の睡眠の親子をショートスリーパーの研究対象として調べていました。そこで、西野氏はショートスリーパーの親子の遺伝子に変異があることを突き止めました。

変異が起きていた遺伝子は、一般的に「DEC2」と言われています。これは生体リズムに関係する「時計遺伝子」です。

さらに、この変異した時計遺伝子を持ったマウスで実験を行いました。やはり、そのマウスの睡眠時間は短かったそうです。

この実験結果から、遺伝的に変異がある動物は睡眠欲求が弱まり、短時間睡眠でも問題ないという結論を出しました。

実際の西野氏の論文はこちら↓からご覧いただけます。

西野精治氏の研究論文

2019年 Fu氏 ADRB1の変異

Fu氏も西野氏と同じく、長年にわたって睡眠の研究をしている学者です。彼は、睡眠時間が短いショートスリーパーの人は、β1アドレナリン受容体遺伝子(ADRB1)に変異があることを発見しました。

また、マウスを用いた実験でも、同様の結果が得られたことが報告されています。

 

実際のFu氏の論文はこちら↓からご覧いただけます。

研究報告を受けて思うこと

たしかに、長年のショートスリーパーには、遺伝子の変異が起こっていることが報告されています。先天的なショートスリーパーの性質は遺伝するということも分かりました。

しかし、

これらの研究は、

”後天的にショートスリーパーになれない”ということを主張しているわけではありません。

「先天性のショートスリーパーは遺伝だから、後天的にショートスリーパーになれない」

という話はおかしなものです。

遺伝子の変異がないと短時間睡眠で生きていけないのでしょうか?

遺伝子に関係なく睡眠時間は変化する

ここでの主張は、

遺伝子に関係なく睡眠時間は変化させることができる

ということです。

その根拠を以下で説明していきます。

睡眠時間を変化させることができるという権威の見解

世界睡眠学会連合理事を務められていた、睡眠業界の権威である”井上昌次郎”氏も人の睡眠は変化させることができると示唆しています。

井上昌次郎氏は、睡眠科学の基礎の第9章「ヒトの睡眠の特殊性と多様性」にて、以下のように綴っていました。

睡眠の個人差 毎夜6時間未満寝る短眠者,9時間以上寝る長眠者は遺伝的な素因にもとづく傾向があるが,必ずしも固定されたものではなく同一人で変動することもある。

睡眠業界の権威でさえ、「同一人でも睡眠時間は変化する」ものだと述べています。

また、

複数の睡眠単位をつないで1日1回の長い睡眠期(単相性睡眠)にすることによって,概日リズムの休息の位相と同期させてしまったのが典型的な現代人の眠りである。
これは学校や職場の時間割りに拘束されて,睡眠は人為的な制約のもとに,社会的ないし文化的に管理されるためである。つまり,ヒトの睡眠は自然のままではなく加工されたものである。しかし,高等動物の頂点に位するとされるヒトの睡眠も,ほんらい多様性に富むものである。多様性ゆえに私たちの睡眠はたいへん個性に富んでいるから,自分なりに工夫して快眠法を開発できる可能性がある。社会では1日に8時間寝ることが基準であるとみなす傾向があるが,ヒトもまたさまざまな生きざまとともに,さまざまな寝ざまを実行できる素質や能力をもっている。

さまざまな寝ざまを実行できる素質があると主張しています。

人間の環境適応能力を考えても、必要な睡眠時間はコントロール可能なのではないかと考えられます。

実際に睡眠時間は変化するものです。

それでは、睡眠時間が環境によって変化するという例をご紹介します。

睡眠時間が環境によって変化する例

人間も動物も環境が変わると睡眠時間は変化します。

よく世間で言われている2つの例を挙げていきます。

経営者はショートスリーパーの遺伝子を持つのか

よく経営者は睡眠時間が少ないという話を聞きます。僕の知り合いにも1日4時間睡眠の方がいらっしゃいます。

「短時間睡眠で生きていけるのは経営者としてのビジネススキルだ」

なんてこともよく耳にします。

それでは、優秀な経営者になるためにはショートスリーパーの遺伝子を持っていなくてはならないでしょうか?

僕の知り合いの方の話では、以前は7時間睡眠だったそうです。忙しくなっていくにつれて睡眠時間が減ったとのこと。

短時間睡眠で生活をしていらっしゃる経営者の方の全員がショートスリーパーの遺伝子を持っているとは考えずらいですね。

動物園で飼育される動物たち

動物の例でよく耳にするのは、

動物園で飼育されている動物と野生の動物の睡眠時間の差です。

一般的には、

同じ動物でも、敵に襲われやすい野生の方が動物園にいるよりも睡眠時間は長くなります

野生のゾウは睡眠時間が2時間程度なのに対して、動物園では約2倍の4時間ほど寝るのです。

睡眠時間が2倍にもなるのはものすごい変化ですよね。

実際に、睡眠健康大学のHP内の記事でも以下のように記されています。

同じ動物でも、襲われる危険が高い場所では睡眠時間は少なくなります。
動物園やサーカス、あるいは家畜化し、
決まった畜舎などの安全なところでは長くなるようです。

以上の2つの例からも予想がつくように、人間も動物も環境に適応して睡眠時間を変化させることができるのです。

8時間睡眠からショートスリーパーになった堀大輔さん

ショートスリーパーで有名な堀大輔さんの著書である「できる人は超短眠!」において、堀さんの睡眠時間の経歴についての話がありました。

元々は8時時間睡眠の堀大輔氏

現在まで約10年間の間、平均睡眠時間が45分以下の堀さんは、以前は8時間睡眠だったそうです。

私は18歳のころから独自の睡眠の研究をしていたものの25歳で独立する前、サラリーマンとして過ごしていた時までは、睡眠時間は普通の人と同じ、いやそれ以上で、1日8時間ほど寝ていました。 (できる人は超短眠! p4)

このような記述があります。堀さんも以前は長時間寝ていたのです。

朝は目覚まし時計のスヌーズ機能との格闘からはじまり、遅刻ギリギリにタイムカードに打刻、残業が終わったらまっすぐ帰宅し、あとはシャワーを浴びて眠るだけ。(できる人は超短眠! p4)

僕やあなたと似たような経験をしていることが伺えます。

一日45分以下睡眠のショートスリーパーに

そんな堀さんですが、18歳ころから研究していた睡眠の研究から短眠法を習得し、1日45分以下睡眠で生活できるようになったそうです。

堀さんは睡眠に関する常識を知らなかったからこそ、学界や世間の常識にとらわれず、自由な発想で睡眠を研究できたそうです。

このことから思ったのは、

世間の睡眠の常識にとらわれてはいけない

ということです。

もしかすると、過去の僕やあなたは世間の常識に踊らされていただけなのかもしれません。

あなたと同じように8時間睡眠だった人が45分睡眠になることができたという実例が存在するのです。

これも、ショートスリーパーになるために変異した遺伝子が必ずしも必要ないことの根拠になりますね。

睡眠に関する常識を見直す必要性があることがそろそろお分りいただけたでしょうか?

実際に、僕のなかでも睡眠に関する常識を洗い直し、行動を起こしました。

思い切ってショートスリーパーに挑戦したのです。

ロングスリーパーの僕がショートスリーパーに!?

ロングスリーパーだった僕

僕は9時間睡眠のロングスリーパーでした。

高校生の頃は夜の0時まで起きていた経験はほとんどありません。

周りの人間からは驚かれていましたが、実際に起きていられなかったのです。

大学に入ってからは、友人たちと夜遅くまで遊ぶことが増えました。

しかし、家の中での遊びの際には、22時から23時の間に強い眠気に襲われてしまい、どうしても起きていられませんでした。

大学を卒業した後は堀さんと近い生活を送っていました。

拘束時間は朝の9時から夜の9時まででした。

その後、夕食を食べ、入浴をしたら、魔の時間帯(22〜23時)がやってきて寝落ちしてしまっていました。

実際、自分のやりたいと思っていることはちゃんとありましたから、毎朝寝落ちしてしまったことに後悔していました。

このように、高校時代からずっと長時間寝る習慣をつけてしまい、時間を無駄にしていたのです。

自分にはショートスリーパーの遺伝子なんてあろうはずがない!

確信はしていました。

先天的に持っていたのならば、ここまで悩むことはなかったでしょう。

しかし、

「もう時間は無駄にしたくない!」

こんな気持ちでショートスリーパーに挑戦しました。

いきなりショートスリーパーに挑戦した話

結果から言ってしまうと、

睡眠時間は大幅に削ることができました。

「できる人は超短眠!」に書いてある手法を用いて、読んだ次の日から挑戦してみました。

その結果、もともとは1週間の睡眠時間の平均が9時間程度でしたが、平均で4.5時間まで短縮することができました。

この経験から、

「ロングスリーパーの僕でもショートスリーパーになれる!」

という確信が持てました。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、

・先天的なショートスリーパーは遺伝子が変異しているという論文

・遺伝子に関係なく睡眠時間を変化させることができる話

・ショートスリーパーになった堀大輔さんの実例

・ロングスリーパーだった僕がショートスリーパーに挑戦した話

をご紹介しました。

ショートスリーパーになるために遺伝子が必要ない理由は、

1.論文は元からショートスリーパーだった人は遺伝子の変異があることを主張しただけであって、後天的にショートスリーパーになれないという主張はしていない。

2.睡眠学会の権威である井上昌次郎氏も、同一人物で睡眠時間は変わると主張している。

3.もともとは8時間睡眠ショートスリーパー堀大輔さんが45分睡眠になれている。

4.平均9時間睡眠のロングスリーパーだった僕が、ショートスリーパーに挑戦し、平均睡眠時間を大きく変えることができた。

以上の4つです。

ショートスリーパーになるために遺伝子が必要ない理由は、僕の偏見ではないのです。

今回で説明したように、きちんとした根拠があるのです。

あなたがこの記事を読んで、

「自分もショートスリーパーになれるかもしれない!」

そう思っていただき、あなたの可能性を広げることができれば幸いです。

【判明】3時間睡眠のショートスリーパーが短命ではない3つの根拠あなたはショートスリーパーが短命であるというイメージを持っていませんか?確か短時間睡眠=不健康=短命という偏見を持ちがちです。しかし、ショートスリーパーが短命ということは、科学的に証明されていそうで、実は違うのです。ショートスリーパー短命説を唱える論文には、どれもおかしな点が存在しています。従って、ショートスリーパーが短命だと言い切るのは違うのです。...