ショートスリーパー

ショートスリーパーには睡眠負債のリスクが?答えはこちら

マーク
マーク
ショートスリーパーとして生活していると、睡眠負債のリスクが高まっていくの??
短眠チワプー
短眠チワプー
まあそう思っちゃうよね・・・

ショートスリーパーだと睡眠負債のリスクが高まってしまうと考える方は非常に多いです。

しかし、睡眠負債の正体が理解できれば、ショートスリーパーに睡眠負債がたまっているのかどうかがはっきりと分かります。

まず睡眠負債ってなに??

睡眠負債とは、毎日の生活での睡眠不足が借金のように積み重なり、身体や心に悪影響を及ぼすことです。

Wikipediaでは、以下のように説明されています。

睡眠負債(すいみんふさい、: Sleep debt)は、William C. Dement 教授(スタンフォード大学)により提唱された言葉で、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態である。

わずかな睡眠不足が積み重なり「債務超過」の状態に陥ると、生活や仕事の質が低下するだけでなく、うつ病がん認知症などの疾病に繋がるおそれがあるとされる。

日本人のおよそ4割は睡眠時間が6時間未満で、睡眠不足の状態にある。しかしこれを自覚できていないケースもあり、睡眠不足が蓄積していってしまう

2003年にペンシルベニア大学が行った研究によれば、6時間睡眠を2週間続けた被験者グループの脳の働きは、2晩徹夜したグループと同程度まで低下している

(Wikipediaより)

Wikipediaによると、

・睡眠時間が4時間から6時間くらいだと睡眠不足だ

・6時間睡眠を2週間続けたら、2晩徹夜した状態と同じだ

などと説明されています。

突っ込みどころ満載ですが・・・

(睡眠の適正時間は人それぞれ、睡眠の適正時間は環境によって変化する、仮眠を挟んでいるかどうかで脳の働きが大きく変化する)

 

睡眠負債というワードは2017年に新語・流行語大賞トップ10にも選ばれ、誰もが気にしてしまうものとなっています。

しかし、

睡眠負債の真実を知っている人は少ないのです。

睡眠学者の人たちが睡眠負債を発見した時の実験を知っているでしょうか?

睡眠負債の真実

睡眠学者が、「ほれ見ろ!これが睡眠負債だ!」と言い張る研究結果は以下の通り。

(ちなみにスタンフォード大学で行われた実験です。)

 

実験内容

・平均睡眠時間が7.5時間の健康な10人を対象にした

・3週間に渡ってベットに14時間収容した。

・睡眠時間の変化を観察した。

 

実験結果

・被験者10人の平均睡眠時間が8.2時間になった。(0.7時間増えた)

 

そして睡眠学者たちはこの実験結果を用いて、

「0.7時間が彼らの睡眠負債だ!」

「睡眠負債を解消するのに3週間もかかったんだ!」

と主張しているのです。

おかしいとは思いませんか?

 

おかしいと思った点

・7.5時間睡眠で健康に生活していた人にも睡眠負債があるみたいになっている。

・14時間も寝ること以外やることがない状況で睡眠時間が延びるのは自明では?

(やることがない、起きている必要がない時には、エネルギーセーブのために眠りにつくのは人間の本能的なものであり、睡眠負債ではない。)

・被験者はたったの10人??

 

このように睡眠負債の存在を提唱する論文はおかしなものです。

一般人が見てもおかしいことがわかります。

しかし、睡眠学者は7.5時間睡眠の人をちゃんと寝せたら8.2時間寝るようになった。

この8.2時間が本来とるべき睡眠時間だったのだ!と主張するのです。

実験の内容を知らない人が聞いたら、

「へぇ〜、そうなのか。怖いなぁ。」

となり、信じてしまいます。

「睡眠学者が言っているから睡眠負債のリスクには気をつけなければならない・・・」

というように騙されないようにしてください。

睡眠学者が言っていることが必ずしも正しいとは限りません。

ショートスリーパーの睡眠負債のリスク

以上の議論から想像していただけるように、睡眠負債は定義自体がおかしなものなのです。

言葉が一人歩きしてしまっている状況なのです。

ここで僕があなたにお伝えしたいことは以下の2点です。

睡眠時間と睡眠負債の関係は明確でない

Wikipediaでは4時間〜6時間だと睡眠負債がたまっていくと説明されています。

しかし、

適正睡眠時間は人それぞれであり、生活している環境によっても変化するのです。

ニートのような暇な人物は睡眠時間は長くなり、経営者や修行僧など多忙な人は短くなる傾向があります。

従って、睡眠時間が短いからといって睡眠負債のリスクが高まっているとは言えません。

睡眠負債の症状は思い込みの影響が一番大きい

「ショートスリーパーになりたいけど、睡眠負債のリスクが高まりそうで怖いなぁ・・・」

「いつも3時間くらいしか寝れない・・・。自分の体は蝕まれていってしまうのでは。」

あなたの考えは上記に当てはまるのではありませんか?

しかし、ショートスリーパーになったとしても、適正睡眠時間が短いならば問題ないのです。

最も心身の健康に影響するのは、睡眠負債がたまっているのではないか、という思い込みなのです。

伸び盛りの睡眠業界は、睡眠不足や睡眠負債のリスクを煽りに煽ります。

それに伴って、睡眠負債を過度に危険なものだと思い込んでしまいがちなのです。

それでは、睡眠業界の思うツボです。

もちろん、睡眠時間が普段より少ない場合には違和感は残るでしょう。

しかし、

「睡眠不足だ・・・」

「睡眠負債がたまっているかも・・・」

などと思い込まないようにしましょう。

 

思い込みをなくすだけでも、心身ともに楽になれます。

思い込みが睡眠不足につながるということを明らかにした研究も存在します。

まとめ

いかがでしたか?

あなたの「ショートスリーパーにも睡眠負債があるのでは?」という不安は少しでも解消されましたか?

睡眠負債の存在を提唱する論文は非常におかしなものです。

気にしすぎる必要はないのです。

もちろん、睡眠が取れずストレスがたまっている状態が続けば、心身に影響を及ぼしてしまいます。

せめて、

睡眠時間が短い⇨睡眠不足だ⇨ストレスがたまる

ということだけはないようにしてくださいね。

何度も言いますが、思い込みが一番大きく影響しますよ。

この記事があなたの参考になれば幸いです。

参考文献

「睡眠の常識はウソだらけ」 著者:堀大輔 フォレスト出版