あなたが「本能的な眠気ってどんなものだよっ!」
って思うのは当然です。
普通は意識することはなく、ただの眠気としてとらえています。
しかし本能的な眠気を知ると、
「ああ、確かにこの場面では眠くなるわ!これが本能的な眠気やったのか!」となりますよ。
今回は人間が本能的な理由で眠くなってしまうケースについてご紹介します。
この記事を読めば、
・本能的な眠気の種類を知ることができる
・あらかじめ本能的な眠気が出ないように意識できるようになる
というように、眠気の予防がうまくなります。
ショートスリーパーを目指すあなたは必見ですね。
それでは3種類の本能的な眠気の原因を説明していきます。
目次
欲求を満たした時の眠気

人間は欲求を満たした時に眠くなるのです。
欲求といえば、食欲、性欲(、睡眠欲)の三大欲求がまず一番に思いつきますよね。
食欲や性欲を満たした後に眠くなる経験をしたことがある人がほとんどだと思います。
眠くなるのは生存確率を上げるため
人間も含め全ての動物には、生存に必要な活動を終えた後は眠りにつき、次の活動機会までやり過ごすという本能的な性質が備わっています。
活動する必要のない場合、活動しないことが得策の場合にはなエネルギーセーブをするのです。
なるべく生存確率を上げるためには、一度眠りにつくことが理にかなっているようです。
本能的な眠気への簡単な対策
上で説明したように、欲求を満たした後は眠りにつきやすくなってしまいます。
しかし、その眠気や睡魔がすぐにやってくるわけではないですよね。
皆さんも思い返していただければなんとなくわかると思いますが、
眠気は少し時間間隔をあけてやってきます。
従って、対策としては、
眠気がやってくる前に活動することです。
具体的な例を挙げると、
性欲や食欲を満たした後は、座わったり、寝転んだりしているのではなく、
体を動かす!
身体を動かせる環境ではない人は、
人と会話する!
ことも一つの手段ではないでしょうか。
仕事中に性欲を満たす人はほとんどいないでしょうから、会社員の方が戦うのは食後の睡魔でしょうね。
会社員の方は、人としゃべることが重要です。
食後の眠気についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

性欲を満たした後の眠気についてはこちらからどうぞ

身体に圧力を感じた時の眠気

人間は身体との接触面が広い時ほど眠くなります。
昔から人間は身体を横にして睡眠します。
それはなぜかというと、体を横にしている時に感じる圧力が最も心地良いということです。
従って、身体が横になっている時に感じる圧力に似た状態になると眠くなってしまうのです。
僕の実体験ですが、ただの椅子の座っている時よりも背もたれのある椅子に座っている方が眠くなってしまいます。
また、寝る場合には、ただ横に転がっているよりもブランケットや掛け布団をかけていた方が落ち着きます。
これも本能的に身体との接触面が広いからだと考えられます。
身体が自然と求めてしまいます^^
身体との接触面が広いほうが眠くなってしまうということは、様々な対策が考えられるのではないしょうか。
以下では、圧力からくる眠気の対策について紹介していきます。
座るときは背もたれを使わない
デスクワークをされている方のほとんどが、背もたれのある椅子で作業をしていることと思います。
その際には、
背もたれにもたれながらの作業は禁物です。
背筋を伸ばした”良い姿勢”に比べて、圧倒的に身体の接触面積が広くなってしまします。
僕もデスクワークの際は、背もたれは絶対に使いません。なるべく椅子に浅く座って、背もたれに当たらないように意識しています。
ただし、長時間座りっぱなしも身体に良くないので、休憩も必須です。
立ちながらタスクをこなせる環境を作れると良いのかもしれません。
デスクワークで太ももに疲れを溜めないようにする方法はこちらから

机に体重を乗せすぎない
デスクワークの最中にパソコンで作業をしていると、腕を机にのせるような状態になることが多いと思います。
その際に、肘を置くくらい机に体重をかけていると、身体にかかる圧力の関係から眠気が発生しやすくなります。
また、肘をつくような前のめりの姿勢では、肩を凝ってしまう原因にもなります。
少なくとも僕は肩を凝ってしまいます。僕だけですかね・・・?
それはともかく、眠気の観点からすると、肘を机に乗せて作業するのは良いとはいえません。
かといって腕を浮かせてしまうのは逆に疲れてしまうので、肘は机につかないくらいの自然な体勢で作業しましょう!
強い光からくる眼精疲労による眠気

眼精疲労は睡魔を発生させる原因の一つです。
強い光が目から入り続けると、眼精疲労になってしまいます。
なぜ、目が疲れると眠くなってしまうのでしょうか。
その理由は人間は8割の情報を視覚から入手しているからです。
もしも目が疲れてしまうと、情報処理能力がものすごく低下してしまいます。
情報の処理において、最も重要な視覚が眼精疲労によりダメになってしまうと、交感神経を優位にするドーパミンやアドレナリンによる刺激が弱くなってしまいます。
その結果、脳にも情報があまり入っていかず、退屈な状態になってしまうため、眠気が発生します。
退屈なことが原因の眠気についてはこちらをご覧ください

脳への刺激が弱いと、本能的にも「今は起きているべき時ではない」という認識になってしまうのです。
眼精疲労への対策
眼精疲労はデスクワークや勉強の時などに、自分に近い一定の距離にあるものを長時間見続けてしまうことで起こります。
従って、パソコンなどの作業中でも
・外を眺める
・周りを見渡す
・ある一定時間おきに、視線をパソコンからずらす
など、同じところ長時間見続けない工夫が必要です。
疲労のメカニズムについてはこちらで説明しています。
眼精疲労以外の”疲れ”のメカニズムを知っておくことは非常に大切なことですよ。

まとめ
いかがでしたか?
今回は、3種類の人間の本能的な眠気について説明しました。
・欲求を満たした時の眠気
・心地良い圧力を感じた時の眠気
・眼精疲労からくる眠気
これらはそれぞれに本能的な原因があるのです。
あなたが過ごしている環境によっては対策が難しいかもしれない問題もあることでしょう。
しかし、環境に関わらず実践できる対策もあったのではないでしょうか。
この記事で挙げた対策は一例です。
眠気の発生の仕組みがわかっていれば、様々な対策法が自ら考えられるようになるのです。
この記事を読むことで、本能的な眠気に苦しむ人が少しでも減ることを願っています。
ぜひとも参考にしてください。

参考文献
「できる人は超短眠!」 著者:堀大輔 フォレスト出版