ショートスリーパー

疲れて眠くなる?「よく分かる」眠気と疲労の違い

「ああ、疲れたなぁ。眠いよぉ。」

「今日は疲れてしまったからたっぷり寝なきゃいけないなぁ。」

あなたは、こう考えていることはありませんか?

”疲れた日には眠くなる”という印象が強いのはわかります。

しかし、

眠気=疲労という考え方は間違っているのです。

今回は、眠気と疲労の違いとその取り方についてご紹介します。

この記事を読んでいただければ、「疲れた=眠い」は違うことが認識できるようになります。また、眠気と疲労に対して、それぞれ対処できるようになります。

 

疲れて眠くなる場面

こちらを読み進める前に疲れのメカニズムを知っておくべきですね。

20代のうちに知っておきたい疲れのメカニズムをご紹介!

眠くなるのはリラックスした時が多い

「疲れて眠い」と感じるのはリラックスした場面が多い

あなたが「”疲れて”眠くなってしまう」という場面を思い返してみてください。(昼食後に眠くなるのは別問題です。)

・仕事が終わって帰宅した直後

・一日のタスクが全て終わった後

このどちらかに当てはまるのならば、疲れて眠いのではなく、緊張感が解けてリラックスしたために眠気に襲われているのです。

心身の脱力は眠りに入る準備段階です。仕事が終わり帰宅すると、自分が知らないうちにリラックスしているのでしょうね。

従って、疲れたというよりは緊張状態からリラックスした状態に変化したことが眠気の原因となっているのです。

疲れているのに眠くならない場合

逆に仕事の後に

・彼女とデートに行く

・昔からの友人と食事をする

・自分の趣味にふける

など、楽しいことをしている時にあなたは眠くなるでしょうか?

仕事の後なので疲労しているはずです。それにもかかわらず眠気を感じないのは、「疲労=眠気」が間違っているからです。

眠気と疲労が違う理由

あなたは、「疲れた状態からリラックスすると眠くなるなら、疲れが眠気なのでは?」と感じたことでしょう。

疲労が眠気とつながっていないことを証明する例を挙げてみたいと思います。

ビジネスマンとニートの睡眠時間

多忙なビジネスマンの中には、一日6時間も寝ずに仕事をバリバリ続けているという方も多いと思います。

一方でニートはどうでしょうか。一日中家にこもっているのにも関わらず睡眠時間は長くなっています。

疲労の観点から言えば、圧倒的に多忙なビジネスマンの方が疲れているはずです。しかし、ニートの方が睡眠時間が長いのは矛盾していると思いませんか?

暇な時には眠くなる

あなたがとてつもなく暇な場面を想像してください。活発に活動している時に比べて、退屈で長時間に渡って寝てしまったという経験があるのではないでしょうか?

この例においても、暇で活動していない時は疲労していないはずです。

疲労が眠気の原因だと言えるでしょうか?

 

今まで挙げた例を読んでわかっていただいたように、眠気=疲労ではないのです。

眠気と疲労にはそれぞれの対処法があります。

それぞれの対処を効率的に行うことがショートスリーパーになるためには重要になります。

眠気を取るためには

眠気には様々な種類があるので、一概に「こうするべきだ!」というアドバイスはできないです。

今回は、疲労を感じるであろう”夜”に発生しやすい眠気とその対処法を簡単に紹介しますね。

夕食後の眠気の原因

まず第1に夕食を食べたことが原因の眠気が挙げられます。

夕食を食べると、以下のような現象が起きます。

・睡眠物質(アデノシン)が生成される

・胃に血流が集中する

睡眠物質アデノシンによる眠気の対処法

 

人間がエネルギー(ATP)を生成するための食事をした時やエネルギーを使用する活動時には、アデノシンという睡眠物質も同時に生成するのです。

夕食後はこの睡眠物質アデノシンが増えてしまうため、眠気を発生しやすくなってしまいます。

しかし、

睡眠物質が原因の眠気は夕食前にカフェインを摂取することで予防できます。

カフェインの効果が現れるのに30分程度かかるため、夕食の30分前にはカフェインを摂取するようにしましょう。

胃に血流が集中してしまう場合の対処法

夕食を食べると、消化を行うために血流が胃に集中してしまいます。

その結果、手足など体の末端部への血流が減ってしまうために、体がだるくなってしまうのです。このだるさが眠気にもつながっているわけです。

対処法は、

手足のストレッチをすることで、末端部にも血流を流してやることです。

ストレッチをしたり、手足を軽く動かしたりすることで血流を流してやれば、だるさも軽減できます。

いつも眠くなるという習慣性による眠気

「毎日22時ごろに眠くなってしまうなぁ。」

このようにあなたが夜の決まった時間帯に眠くなってしまうのならば、普段の習慣が眠気の原因かもしれません。

人間は昨日までと同じ行動をとっていれば、生存できる確率が高いことを本能的に知っています。

従って、人間は昨日までの行動と似た行動をとろうとします。普段22時ごろに眠くなってしまうのならば、習慣性による眠気が原因です。

習慣性による眠気の対処法は、

普段眠くなってしまう状態にならないよう、環境を変えることです。

とてもシンプルですね。

疲労を取るためには

疲労を取るために最も重要なのが、血流を良くすることです。

疲れには主に、

・デスクワークなどでの肩や腰の疲れ

・スポーツをするなど体を動かした場合の疲れ

という2種類が存在します。

体を動かさないことによる疲れ(静止疲労)と体を動かすことによる疲れ(動作疲労)の2種類です。

デスクワークによる疲れの対処法

体を動かさないデスクワークによる疲れには、運動が一番効果的です。

ずっと座りっぱなしだと、腰や尻では血流が滞った状態です。また、筋肉も凝り固まってしまっています。

運動やストレッチをすることで血流を良くし、凝り固まった筋肉をほぐしてやることが疲労の解消に役立ちます。

「一日中デスクワークで疲れなぁ。そろそろ寝よう。」というのは最善の策ではありません。睡眠中も圧力がかかる部分ではうっ血を起こしやすくなっています。

疲れたからといって、何でもかんでも疲労の解消を睡眠に求めてしまうのは間違いなのです。

筋トレをした後などの肉体の疲労の対処法

筋トレや肉体労働をした後の疲労は、筋肉が壊れているために起こるものです。

筋肉の疲労を回復するために最も有効なのは、体を横にすることです。

立ったり座ったりしているよりも、体を横にすることで全身に血液を送りやすくからです。

筋肉の疲労を回復させるためには、細胞に栄養と酸素を供給しなければいけません。そこで、栄養と酸素を全身に運ぶ役割をする血流の促進が重要になってくるのです。

運動でも血流は良くできますが、肉体の疲労時はオススメできません。

体を横にすることが肉体疲労を回復するためにベスト方法なのです。

ここで注意していただきたいのは、

「体を横にする=睡眠をとる」といっているわけではありません。

睡眠をとらなくても、体を横にし、安静にすることで疲労回復が可能なのです。

まとめ

今回は、「眠気と疲労は違うよ!」ということ、また、眠気と疲労それぞれの対処法を説明しました。

あなたに知っておいていただきたいことは、

・眠気=疲労ではない

・夜に発生しやすい眠気は、睡眠物質による眠気と習慣性による眠気

・疲労には、「体を動かさない場合の疲労」と「筋肉が損傷している肉体の疲労」の2種類がある

・それぞれの眠気と疲労は別々の方法で対処できる

ということです。

それぞれの対処ができると、無理に睡眠時間をとる必要がにないことに気づくかもしれませんね。全て睡眠に頼るのはベストではないのです。

ぜひ参考にしてください。

参考文献

「できる人は超短眠!」 著者:堀大輔 フォレスト出版